「ブログってお金になるの?」「副業として稼げる?」
そんな理由でブログを始める人、多いですよね。実際、僕も「月1万円でも稼げたら…」と軽い気持ちでスタートしたのがきっかけでした。
でも、気づいたんです。
ブログの魅力って“お金”だけじゃない。
続けていると、いろんな「副産物」が手に入るんです。
今回は、ブログ歴10年の僕が、「ブログをやって変わった5つのこと」を本音で語ります。お金以外に得られたメリット、きっとあなたにも響くはず。
「なんのためにブログを続けるのか」
そんなモヤモヤを抱えている方のヒントになれば嬉しいです!
1.「書く力」が驚くほどついた
ブログを始める前の僕は、文章なんて書ける気がしませんでした。
仕事でも「文章が回りくどい」「結局何が言いたいのか分かりにくい」と言われることも多く、自分自身も苦手意識がありました。
でも、ブログを続けていく中で、少しずつ文章を書くことが苦じゃなくなり、むしろ楽しくなってきたんです。
振り返ってみると、この「書く力」が育ってきた背景には、いくつかの大きな気づきがありました。
読者に“伝える”意識が芽生えた
最初の頃は、自分の言いたいことをただ垂れ流すような文章でした。
でも、アクセス解析を見るようになって「なんで読まれないんだろう?」「どこで離脱されてるんだろう?」と考えるようになったのがきっかけ。
「どうすれば読みやすいか」
「どうすれば悩みを解決できるか」
そんな“読者目線”を意識するようになったことで、自然と文章の構成が変わっていきました。
- 結論を最初に書く
- 難しい言葉を使わず、できるだけ平易な表現にする
- 一文を短くしてテンポを良くする
- 小見出しや箇条書きを使って、視覚的にも読みやすくする
ブログを通して、こうした“伝わるための工夫”を自然と覚えていきました。
SEOライティングの基礎が身についた
ただ書くだけではアクセスは増えません。そこで、SEO(検索エンジン最適化)についても調べるようになり、
- キーワードを意識したタイトルづけ
- 読者の検索意図に応える本文の構成
- 内部リンクや関連記事の導線設計
といった、「検索に強い文章の型」を意識して書くようになりました。
この辺りを意識し始めてから、明らかにGoogle検索で上位表示される記事が増えてきて、PV(ページビュー)や収益にも直結。
「書く=稼ぐ」だけでなく、「書く=読者の課題を解決する」という意識に変わっていきました。
書くことで“考える力”も身についた
文章を書くって、思ってる以上に頭を使います。
頭の中でぼんやりしていたことも、文字に起こそうとすると「結局自分は何を伝えたいのか?」と問い直す必要が出てきます。
つまり、「書くこと」はそのまま「思考を整理すること」なんですよね。
何度も書いては消してを繰り返すことで、自分の考えがどんどんクリアになっていく感覚を覚えました。
実体験:文章力が変わったことを実感した瞬間
とある月、ブログに新しく立ち上げた記事に検索からのアクセスが急増したことがありました。
理由は、タイトルと見出しを工夫し、読者の悩みを先回りして書いた記事がGoogleの1位を取ったからです。
また、ブログを始める前は職場の報告書やメールでよく「説明がわかりづらい」と言われていた僕が、今では「要点がまとまっていて読みやすい」と言われるようになりました。
さらに、Twitter(現X)で発信したブログのサマリーが「分かりやすい!」と拡散されたときは、「自分の言葉が人に届いた」ことを初めて実感し、本当に嬉しかったです。
これらの経験を通じて、「文章は誰でも上達する」「書けば書くほど、確実に力になる」と確信するようになりました。
2. インプットの質が変わった
ブログを始める前の僕は、ネット記事や本を読んでも、ただ「ふーん」と思うだけで終わっていました。
でも、ブログを書き続けるようになってからというもの、「この情報、記事に使えるかな?」と自然にネタ探しモードになったんです。
これ、地味だけどめちゃくちゃ大きな変化です。
情報を見る“視点”が変わった
同じニュースや本を読んでいても、ブログをやってると見方がまったく違ってきます。
- 「このニュース、読者のどんな悩みに直結するかな?」
- 「この商品のレビュー、自分ならどう書く?」
- 「この本の内容、ブログに落とし込むとしたらどこを要約する?」
とにかく、すべてのインプットが“記事ネタ候補”として見えるようになったんですよね。
これはブログをやっていなければ得られなかった感覚です。
インプットの“質”が上がった
ただ情報を読むだけじゃなく、「その情報をどう活かすか」「どう噛み砕いて伝えるか」を考えるようになったことで、自然と理解力や記憶力も上がりました。
- 本の要点をまとめるのが早くなった
- ニュースの背景や文脈も気になるようになった
- SNSでの発信者の意図や視点を読み取る癖がついた
こうした変化は、情報の“受け手”から“発信者”へと視点が変わった証拠だと思っています。
良質なネタ探しが習慣になった
最初の頃は、「ネタがない…」「何を書こう…」と毎回悩んでました。
でも今では、ちょっとした会話、買い物、ドラマ、街中の広告、なんでもネタになります。
- 通販で買った商品の使い心地
- 友人との会話から出たお金の悩み
- 自分の過去の失敗や体験談
こういった“日常の中のネタ”を拾い集めて記事にすることで、オリジナリティのあるブログが書けるようになったと感じています。
実体験:1冊の本がバズ記事につながった
あるとき、あるビジネス書を読んで「これはブログで紹介したい!」と思い、要点をかみ砕いて紹介しながら、自分の経験を絡めた記事を書きました。
すると、その記事がSNSで拡散され、結果的に月間PVが1.5倍に増加。
Amazonのアフィリエイト経由でその本もかなり売れ、初めて“本紹介”というジャンルで収益が発生したんです。
このとき、「ただ読むだけじゃもったいない」「どうせ読むなら、アウトプットを前提にする方が圧倒的に記憶に残る」と実感しました。
さらに、本業でも新しい知識を吸収するのが楽になってきて、技術書やマニュアルの理解スピードが上がったのも副産物のひとつです。
情報は、“受けっぱなし”では流れていくだけ。
でも、ブログを書くことで、その情報を「自分の言葉」に変換する力が育っていきます。
そしてそれは、ブログの中だけじゃなく、仕事や日常のあらゆる場面で役立つ“武器”になるんです。
3.「自分の考えを整理できるようになった」
ブログを続けていて感じた、意外な副産物のひとつ。
それが、「思考の整理がうまくなった」ということです。
書く前は、「なんとなく分かってる気がする」と思っていたことも、いざ記事にしようとすると「え、これどう説明したらいいの?」と手が止まることがよくありました。
でも、それって当たり前のことで、
人って頭の中では意外とモヤモヤしたまま物事を処理してるんですよね。
書こうとすると“自分の理解度”がわかる
たとえば、「副業で月1万円稼ぐ方法」って自分ではわかっているつもりでも、それを他人に説明しようとした途端、順序がバラバラになったり、うまく説明できなかったりする。
このときに初めて、「あ、自分はちゃんと理解してなかったんだな」って気づけるんです。
つまり、「書く=思考のアウトプット」であり、
「書くことで初めて、自分の頭の中を整理できる」ということ。
書くことは“自分との対話”になる
ブログって不思議なもので、書き進めていくうちに「あれ?自分、こんなこと考えてたのか」と新しい気づきがあるんです。
- 書くことで、感情や考えに名前をつけられる
- 客観的に自分を見つめられる
- 自分の価値観や優先順位がハッキリする
特に日記や雑記ブログを書いていた時期は、自分の失敗談や悩みを書き出すことで、「じゃあこれからどうしたいのか?」と自然に前向きな方向に思考が進むようになりました。
思考が“整理されている人”になれる
ブログを習慣にすると、自然と「文章構成」を考える癖がつきます。
それがそのまま会話にも活きてくるんですよね。
- 話の順序を意識できる
- 要点を先に伝えることができる
- 相手に合わせた説明ができる
実際、僕もプレゼンや報告の場面で「話がわかりやすい」と言われることが増えてきました。
つまり、書く力はそのまま“考える力”と“伝える力”に直結しているんです。
実体験:ブログで“自分の思考グセ”に気づけた
あるとき、自分の副業に対する悩みをブログで整理していたんです。
「なんで自分は成果が出てないんだろう?」と、自分の行動や感情を書き出していたら、驚くことに“人と比べすぎて焦ってた”という本音に気づいたんですね。
それまでの僕は、「時間が足りない」「才能がない」って外的要因ばかりに目を向けていました。
でも書くことで、「自分のメンタルがブレーキになっていたんだ」と腑に落ちた瞬間がありました。
その気づきがきっかけで、他人と比べずに「自分が今できることを淡々とやろう」と思えるようになり、ブログ更新のリズムも安定。
結果的に収益にもつながっていったんです。
ブログはただ情報を発信するだけじゃなくて、“自分と向き合うツール”にもなります。
特に、迷っているときや不安なときこそ、文章にすることで本音や答えが見えてくる。
だから僕は今でも、「迷ったら書く」を習慣にしています。
4.「仲間」や「つながり」ができた
ブログって、一見するとひとりで黙々とやる作業。
だからこそ「孤独な副業」というイメージを持っている人も多いと思います。
でも、実際にやってみると驚くほどいろんな人とつながれるんです。
むしろ、今では「ブログがあったから出会えた人」がたくさんいます。
SNSで読者やブロガー仲間とつながれる
ブログを立ち上げた当初は、アクセスもコメントもゼロ。正直、心が折れそうでした。
でも、勇気を出してTwitter(現X)でブログ更新の投稿をしてみたら、少しずつ「いいね」やリプライが増えてきたんです。
- 同じテーマで記事を書いているブロガーさんからフォローが来る
- 読者さんから「この記事すごく参考になりました!」とコメントが届く
- 自分がフォローしてた憧れの人からリツイートされてテンションMAX
そんな経験を通じて、「ブログってちゃんと人とつながれるんだ」と実感できました。
情報交換できる仲間ができた
特にアフィリエイトをしていると、「このASPってどう?」「広告の単価って今どうなってる?」みたいなリアルタイムの情報が欲しくなることがありますよね。
そんなとき、ブロガー仲間と繋がっていると、本当に心強い。
- 自分の使ってるテーマやプラグインを教え合ったり
- PVや収益の報告をしてモチベーションを保ったり
- 記事ネタやSEOのトレンドをシェアしたり
孤独だったはずの作業が、「仲間と一緒に取り組むプロジェクト」みたいな感覚に変わっていきました。
オフラインのイベントや交流も
ブログを続けていると、思わぬ形で“リアルな出会い”にもつながります。
- ブロガー限定の勉強会やオフ会
- ASPが主催するセミナーや懇親会
- 共通の趣味を持った人とのリアル交流
僕自身、人と会うのが得意なタイプではなかったんですが、ブログという共通言語があると自然と話せるんですよね。
「あの記事読みましたよ!」なんて声をかけられたときは、もう感動モノです。
実体験:1通のDMから始まった出会い
ある日、Xでブログ更新を投稿していたところ、とあるブロガーさんからDMが届きました。
「いつも記事読んでます。特に〇〇の内容、すごく参考になりました!よければ一度お話ししませんか?」
そこからZoomで交流が始まり、気づけば定期的に情報交換をするように。
さらには、その方の企画するオンライン勉強会に招待してもらい、他のブロガーともつながるきっかけになりました。
当時の僕は、PVも収益もそこまで大きくなくて、自分の発信なんて誰も見てないと思っていたんです。
でも、そのDMをもらったことで「誰かの役に立てていたんだ」と実感できて、ブログを続ける大きなモチベーションになりました。
今でもその方とは交流が続いていて、ブログ以外の情報や人生相談(!?)まで話す仲に(笑)
ひとりで始めたブログでも、続けていれば必ず「誰か」とつながります。
そしてそのつながりが、“辞めずに続ける力”にも、“ブログを育てるヒント”にもなってくれるんです。
だから、もしあなたが今「誰にも読まれてない」「孤独だな…」と感じていたら、ぜひSNSやコメント欄を活用してみてください。
小さな一歩が、思わぬ出会いを運んでくれますよ。
5.「時間の使い方」が上手くなった
「ブログをやってる時間なんてないよ…」
これ、ブログを始める前の僕がずっと思ってたことです。
仕事が忙しい、家事や用事でバタバタしてる、夜はクタクタ…その気持ち、よく分かります。
でも、実際にブログを始めてみてわかったのは、「時間がない」のではなく、「時間をうまく使えていなかった」ということでした。
時間の“棚卸し”をするようになった
ブログを書こうと思うと、どうしても時間が必要になります。
でも、1日は24時間しかない。じゃあどこを削るか?
そうやって自然と、自分の時間の使い方を見直すようになりました。
- ダラダラとスマホを見ている時間
- なんとなく見ているテレビやYouTube
- SNSを“徘徊”しているだけの時間
こういう“無意識のムダ時間”を削るだけでも、1日30〜60分は簡単に捻出できるんですよね。
スキマ時間の活用が上手くなった
ブログを書いていると、いつもPCの前に座って作業できるとは限りません。
特にサラリーマンの方や子育て中の方は、1時間まとめて取れる時間なんて貴重です。
だからこそ、スキマ時間を活用するようになりました。
- 通勤中にスマホで下書き
- 昼休みに見出し構成だけ考える
- 寝る前にネタ帳アプリにメモを入れておく
この習慣がつくと、「何もしてない時間」がどんどん減って、生活にメリハリが出てくるんですよね。
優先順位の感覚が研ぎ澄まされる
ブログを続けていくには、「やるべきこと」だけでなく、「やらないこと」を決める必要があります。
- 完璧を目指していつまでも1記事に時間をかけすぎない
- 細かい装飾より、まずは記事を書く
- 収益につながらないことに時間を割きすぎない
この“取捨選択”を繰り返すことで、自然と「今やるべきことは何か」を見極める力が鍛えられてきました。
実体験:朝30分のブログ時間が人生を変えた
僕が実践して特に効果があったのが、「朝活」です。
最初は「早起きなんて無理!」と思ってましたが、意を決していつもより30分早く起きて、カフェ代わりにコーヒーを入れてパソコンに向かうようにしたんです。
最初はボーッとしてましたが、1週間、2週間と続けるうちに頭がスッキリするようになってきて、
むしろ朝のほうが集中力が高くて良い記事が書けることに気づいたんです。
ある朝、1時間で書いた記事がまさかのGoogle検索2位にランクインし、その月の収益が初めて5桁に届いたとき、
「時間って作るものなんだ」って本気で思いました。
それ以降、僕にとって朝のブログ時間は「自分にとって一番価値のある時間」になりました。
ブログは時間を“奪う”ものではなく、時間を“見直す”きっかけになるものです。
限られた時間の中で「自分は何を優先したいのか?」に向き合うことで、
仕事も家のことも、副業も、意外とちゃんとまわせるようになります。
「時間がないからブログは無理」と思ってる方にこそ、ぜひ一度ブログに挑戦してみてほしいです。
きっと、思ってる以上に自分の中に“使える時間”が眠ってますよ。
ブログを通して得られた“人生の軸”
ここまで「変わった5つのこと」を紹介しましたが、実はもう一つ大きな変化があります。
それは、「自分の軸が見つかった」こと。
会社に頼らない収入源ができた安心感。
情報発信者としての小さな自信。
「書くことが好き」という原点の再確認。
こういう“気づき”って、お金では得られない価値なんですよね。
まとめ:ブログは“自分を育てる最高の習慣”だった
正直、ブログを始めた当初は
「月1万円稼げたら嬉しい」
くらいの気持ちでした。
でも、続けてきた今、ハッキリ言えるのは
ブログは、お金以上の価値をくれるってこと。
- 書く力が身につく
- 情報収集が鋭くなる
- 自分の考えが整理できる
- 仲間ができる
- 時間を大切にできる
これらの“副産物”が積み重なって、人生の土台が整ったような感覚です。
もし今、ブログを始めようか迷ってるなら、
「稼げるかどうか」だけじゃなくて
「どんな自分になれるか」も想像してみてください。
あなたもきっと、ブログを通して人生がちょっと変わるはずです。
