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WordPressでミスしやすい設定5選|初心者が最初にやるべきチェックリスト

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この記事は約13分で読めます。

「WordPressって簡単そうだし、今すぐ始められそう!」

…と思って勢いよくブログを立ち上げたものの、あとで「なんかアクセス来ないな」「表示が変…?」なんてこと、ありませんか?

実はこれ、WordPressの初期設定をミスしているサインかもしれません。
僕もブログを始めた頃、何度も「あーやっちまった…」って後悔したことがあります。記事の質とかSEOとか以前に、“最初の土台”でつまずいていたんです

この記事では、10年運営してきた中で「これは初心者がよくやる!」と断言できる設定ミスを、リアルな体験談とともに5つ紹介していきます。

しかも、ただ紹介するだけじゃなく「具体的な設定方法」と「今すぐ使えるチェックリスト」付き。
今ブログを始めたばかりの人、なんか調子が出ない人、必見です!


  1. ミス①:パーマリンク設定を変更し忘れる
    1. なぜこれがミスなのか?
    2. 正しい設定方法とチェックポイント
      1. 設定方法
      2. 補足ポイント
      3. チェックリスト
  2. ミス②:検索エンジンのインデックスをブロックしている
    1. なぜこれがミスなのか?
    2. 正しい設定方法とチェックポイント
      1. 設定方法
      2. 確認方法
      3. チェックリスト
  3. ミス③:カテゴリーとタグの使い方を間違えている
    1. なぜこれがミスなのか?
    2. 正しい設定方法とチェックポイント
      1. カテゴリーの使い方
      2. タグの使い方
      3. チェックリスト
  4. ミス④:SSL(https)を導入していない
    1. なぜこれがミスなのか?
    2. 正しい設定方法とチェックポイント
      1. サーバー側の設定
      2. WordPress側の設定
      3. リダイレクト&混在コンテンツの対策も忘れずに
      4. ブラウザで「鍵マーク」が表示されているか確認しよう
      5. チェックリスト
  5. ミス⑤:自動バックアップの設定をしていない
    1. なぜこれがミスなのか?
    2. 正しい設定方法とチェックポイント
      1. WordPressのバックアップで保護すべき対象
      2. 初心者でも簡単に使えるバックアッププラグイン
        1. 【1】BackWPup(無料)
        2. 【2】UpdraftPlus(無料+有料オプション)
      3. バックアップデータの保存先について
      4. 復元方法も確認しておこう
      5. チェックリスト
  6. まとめ:初期設定が、ブログ運営の未来を変える
    1. WordPress初期設定チェックリスト(保存推奨)

ミス①:パーマリンク設定を変更し忘れる

なぜこれがミスなのか?

WordPressの初期状態では、記事URL(パーマリンク)が「https://example.com/?p=123」みたいに、意味不明な数字の羅列になっています。

これ、SEO的にも不利だし、読者にとっても記事の内容が想像できません。さらに後からURLを変えると、内部リンクやSNSでシェアされたリンクが全部リンク切れになってしまう可能性も…。

僕も最初の頃、デフォルトのままで20記事くらい投稿してしまい、後から「投稿名」に直したらリンクが壊れまくって泣きました…。


正しい設定方法とチェックポイント

WordPressでブログを開設したら、まず最初に確認してほしいのが「パーマリンク設定」です。パーマリンクとは、記事ごとのURLのこと。デフォルトでは「?p=123」のような形式になっており、見た目も分かりづらく、SEO的にもマイナスです。

パーマリンクを変更するには、以下の手順で進めましょう。

設定方法

  1. WordPress管理画面の左メニューから「設定」→「パーマリンク設定」をクリック
  2. 複数のパターンが表示されますが、その中から「投稿名(%postname%)」を選びましょう
  3.  → これにより、記事タイトルをベースにしたシンプルなURLになります(例:https://example.com/sample-post)
  4. 選択後は必ず一番下の「変更を保存」ボタンをクリック
    忘れずに2回ほどクリックしておくと安心です(反映ミスを防ぐため)

補足ポイント

  • 投稿前に必ず設定しておくこと
  • URLに日本語が含まれているとSNS共有で「%E3%81%AA%E3%81%AB%E3%81%8B…」みたいに崩れることがあるので、記事ごとに英数字でカスタムするのがベター

チェックリスト

  • パーマリンク設定は「投稿名」になっているか?
  • 日本語URLのままになっていないか?
  • すでに公開済み記事のURLを途中で変更していないか?
  • 保存ボタンを忘れず押したか?

ミス②:検索エンジンのインデックスをブロックしている

なぜこれがミスなのか?

WordPressには「検索エンジンに見つからないようにする」設定があります。開発中は便利ですが、そのまま公開してしまうと、Googleにインデックス(登録)されず、どれだけ記事を書いても誰にも見られないという悲劇が待っています。

知り合いのブロガーさんが半年間アクセスゼロだった原因、まさにこれでした…。


正しい設定方法とチェックポイント

WordPressはインストール初期状態で検索エンジンによるインデックス(登録)を拒否する設定になっていることがあります。

これはサイト構築中に内容が未完成な段階で誤ってインデックスされないようにするための「開発用モード」のようなものですが、そのまま放置して公開してしまうと、Google検索でいつまで経ってもヒットしない=アクセスが永遠にゼロという最悪の状態に。

この設定はWordPress初心者が最も見落としやすいポイントの一つです。ブログを書いてもアクセスが増えない原因が、実はここにある…というケースを何度も見てきました。

特に有料テーマやクイックスタート機能でWordPressを立ち上げた場合、この設定がONになっていることも少なくありません。必ず確認しましょう!

設定方法

  1. WordPress管理画面の左メニューから「設定」→「表示設定」を選択
  2. ページ下部にある「検索エンジンでの表示」の項目に注目
    「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」というチェックボックスあり
  3. このチェックが入っていたら要注意!
    必ずチェックを外してから「変更を保存」をクリックしましょう

確認方法

  • Googleで「site:自分のドメイン」を検索して、記事が表示されるかチェック
  • サーチコンソールを使えば、インデックス状況も一目で分かる

チェックリスト

  • 表示設定で「インデックスしない」にチェックが入っていないか?
  • 変更後にちゃんと保存したか?
  • Googleで「site:」検索してインデックス状況を確認したか?

ミス③:カテゴリーとタグの使い方を間違えている

なぜこれがミスなのか?

カテゴリーとタグはブログのナビゲーションの要。
でも初心者ほど、意味がよく分からないまま「とりあえずたくさん付けておこう!」となりがち。

僕も、1記事に10個以上タグを付けたり、同じような名前のカテゴリーを乱立したりして、後から整理するのにめちゃくちゃ時間がかかりました…。


正しい設定方法とチェックポイント

WordPressのカテゴリーとタグは、ブログ全体の「情報の整理」にとても重要な役割を持っています。

ここを曖昧にしたまま運営を続けると、読者がどこに何があるか分からなくなったり、Googleがサイト構造を正しく把握できなかったりして、SEOにも悪影響が出てしまいます。

特に初心者がやりがちなのは、タグを大量に追加しすぎてしまうことや、カテゴリーを細かく分けすぎてしまうこと。僕自身も、最初は「記事ごとに細かく分類したほうがいいのでは?」と思って、カテゴリーとタグを乱立させてしまい、逆にブログがごちゃごちゃしてしまった経験があります…。

カテゴリーの使い方

  • カテゴリーは大分類(大きなジャンル)として使用するのが基本
  • 理想は5つ以内、多くても7つ程度に収めること
     (例:ブログ運営、アフィリエイト、商品レビュー、SEO対策、副業全般 など)
  • 記事を1つ以上のカテゴリーに属させることができるが、基本は1記事1カテゴリーが推奨

タグの使い方

  • タグは記事のキーワードや補足情報として活用
  • 検索性を高めるための「ラベル」のようなもの
  • 無理につけなくてもOK。使いすぎると逆効果になることも

チェックリスト

  • カテゴリーが5個以内に収まっているか?
  • タグの意味が重複していないか?
  • 「1記事1カテゴリー」が守れているか?
  • タグは本当に必要なものだけを使用しているか?

ミス④:SSL(https)を導入していない

なぜこれがミスなのか?

SSLがないと、読者のブラウザに「このサイトは安全ではありません」と表示されてしまいます。
さらに、Googleの評価も落ちるし、クレジット系アフィリエイトなどは非SSLだと審査で落ちるケースも…。

僕自身、SSLの存在を知らずに数週間httpのままで運営していたことがあり、アナリティクスで「直帰率100%」が続いていました…。読者がすぐ離脱してたわけですね。


正しい設定方法とチェックポイント

SSLとは「Secure Sockets Layer(セキュア・ソケット・レイヤー)」の略で、Webサイトとユーザー間の通信を暗号化する仕組みです。

聞き慣れない単語かもしれませんが、簡単に言えば「サイトの安全性を証明する鍵」みたいなもの。今どき、SSLが設定されていないサイトは、ブラウザから「保護されていません」と警告されることもあり、読者に不安を与えてしまいます。

特にGoogleはSSL対応済みのサイトを「安全」と評価するため、SEO(検索順位)にも影響があるとされています。

僕自身、SSLを知らなかった頃は、URLが「http://〜」のままで運用していて、「なんか他のブログと見た目が違うな」と感じていた程度でした。でもある日、スマホで自分のブログを開いたら「この接続は安全ではありません」という表示が出て焦ったんです…。

幸いすぐにSSLを導入できましたが、それ以来は新しいブログを作るたびに真っ先に確認するようになりました。

サーバー側の設定

最近のレンタルサーバーでは、無料のSSL(Let’s Encryptなど)をワンクリックで導入可能になっており、初心者でも簡単に設定できます。

【例:エックスサーバーの場合】

  1. サーバーパネルにログイン
  2. 「SSL設定」→ 対象ドメインを選択
  3. 「独自SSL設定の追加」ボタンをクリック
  4. 数分〜1時間ほどで反映完了

【例:ConoHa WINGの場合】

  1. 管理画面の「サイト管理」→「ドメイン」→「SSL」へ進む
  2. 「無料SSLを利用する」にチェックを入れて保存
  3. 状況によっては反映に時間がかかるため、少し待機

WordPress側の設定

SSL設定がサーバー側で完了したら、次にWordPressの設定画面でもURLをhttpsに変更する必要があります。

【手順】

  1. 管理画面の「設定」→「一般」
  2. 「WordPress アドレス(URL)」と「サイトアドレス(URL)」をそれぞれ「https://〜」に変更
  3. 「変更を保存」をクリック

これで、ブログ全体のURLがhttps化され、暗号化通信が有効になります。

リダイレクト&混在コンテンツの対策も忘れずに

SSL化の後にやっておきたいのが、httpからhttpsへのリダイレクト設定です。これにより、古いURLでアクセスしても自動的に新しい安全なURLに転送されます。

おすすめは「Really Simple SSL」というプラグイン。以下の操作で簡単に導入できます。

  • プラグイン検索で「Really Simple SSL」をインストール・有効化
  • 指示通りに進めれば、httpからhttpsへのリダイレクト設定が自動で行われます
  • 混在コンテンツ(httpの画像など)も自動で置換対応

これを使えば専門的な知識がなくても安全な環境を簡単に整えられるので、初心者には特におすすめです。

ブラウザで「鍵マーク」が表示されているか確認しよう

設定が完了したら、実際にサイトを開いて確認してみましょう。

  • URLが「https://〜」で始まっているか?
  • ブラウザのアドレスバーに「鍵マーク」が表示されているか?
  • 「この接続は保護されています」と表示されているか?

もし鍵マークが出ていなければ、画像やスクリプトにhttpのリンクが残っている可能性があります。この場合、手動で修正するか、プラグインで置換を行いましょう。

チェックリスト

  • サーバー側で無料SSLを有効化したか?
  • WordPress内のURLを「https://」に変更したか?
  • http→httpsへの自動リダイレクト設定は完了しているか?
  • 「Really Simple SSL」などの補助プラグインを導入したか?
  • ブラウザ上で「鍵マーク」が表示されているか確認したか?
  • 画像や外部リンクにhttpが残っていないかチェック済みか?

ミス⑤:自動バックアップの設定をしていない

なぜこれがミスなのか?

WordPressは意外と壊れやすいです。プラグインの更新ミス、テーマの不具合、サーバー障害…。こういったトラブルで突然「ブログが真っ白に…」なんてことも。

僕は実際に一度、テーマ更新後にトップページが表示されなくなり、バックアップから復元してなんとか復旧しました。
あのとき、バックアップを取っていなかったら今のブログは存在していません。


正しい設定方法とチェックポイント

WordPressは非常に便利なCMS(コンテンツ管理システム)ですが、サーバーやテーマ、プラグインなどの環境に依存しているため、何かの拍子でサイトが突然消えてしまうリスクもあります。

例えば、以下のようなケースです。

  • サーバー障害によってデータが消失した
  • テーマやプラグインのアップデートで不具合が起き、画面が真っ白に
  • 誤って記事や画像、設定ファイルを削除してしまった
  • 不正アクセス(ハッキング)を受けて、ファイルが書き換えられた

僕も過去に、テーマのアップデートをした直後にトップページが真っ白になったことがありました。たまたまバックアップを取っていたので、30分ほどで復旧できましたが、あのときの冷や汗は今でも忘れられません…。

このようなトラブルに備えるためには、定期的なバックアップが絶対に必要です。

WordPressのバックアップで保護すべき対象

  • データベース:記事の本文、固定ページ、コメント、設定など
  • テーマファイル:使用しているWordPressテーマ(カスタマイズ含む)
  • プラグイン:導入済みの機能追加ファイル群
  • 画像・メディア:投稿で使用している画像、動画、PDFなど
  • WordPress本体のファイル群:wp-config.phpや.htaccessなど重要なファイル

つまり、「WordPressで作成・管理しているすべてのデータ」が対象となります。

初心者でも簡単に使えるバックアッププラグイン

以下の2つは特に定番で、設定も簡単です。

【1】BackWPup(無料)
  • 設定が細かく、バックアップ対象を柔軟にカスタマイズ可能
  • 保存先はローカル、Dropbox、Google Drive、FTPなどが選べる
  • スケジュール機能で自動化もラクラク

【設定例】

  • 毎週日曜深夜に全データをGoogle Driveにバックアップ
  • 保存期間は過去3回分に設定(古いバックアップは自動削除)
【2】UpdraftPlus(無料+有料オプション)
  • 初心者にも分かりやすいUIで設定が直感的
  • ワンクリックで「バックアップ」も「復元」も可能
  • 有料版にすれば自動リストアやマルチストレージに対応

【設定例】

  • 毎日AM3時に自動バックアップを取得
  • メール通知をONにして、バックアップ完了の報告を受け取る

バックアップデータの保存先について

保存先は必ず「外部」にしましょう。

  • ローカルPC:手元で保管するが、HDDが故障すると危険
  • Dropbox / Google Drive:無料でも数GBまでは利用可能でおすすめ
  • 外部サーバー:別のサーバーにFTP保存する方法もあるが、やや上級者向け

ポイントは、「万が一サーバーごと消えたときでも取り出せる場所」にあること。

復元方法も確認しておこう

いざというときに「どうやって復元すればいいか分からない…」では意味がありません。
使っているプラグインの「復元マニュアル」や「ワンクリック復元」機能の場所を、事前に一度試してみるか、スクショを残しておくのがおすすめです。

チェックリスト

  • バックアップ用プラグインを導入しているか?
  • 自動スケジュールが有効になっているか?
  • バックアップ対象に「データベース+ファイル群」が含まれているか?
  • 保存先が外部(Google Driveなど)になっているか?
  • バックアップ履歴が一定数以上保存されているか?
  • 実際に復元方法を一度確認したことがあるか?

まとめ:初期設定が、ブログ運営の未来を変える

今回紹介した「よくある5つの設定ミス」は、すべてブログ運営の“土台”になる部分です。

僕自身、これらのミスを全部経験してきたからこそ、今この記事を読んでくれているあなたには、同じ失敗をしてほしくないと心から思います。

ここまでのチェックポイントをもう一度まとめておきます。


WordPress初期設定チェックリスト(保存推奨)

  1. パーマリンクは「投稿名」に変更したか?
  2. 検索エンジンのインデックス設定はONになっているか?
  3. カテゴリー・タグの構成は整理できているか?
  4. SSL(https)設定が完了し、鍵マークが表示されているか?
  5. 自動バックアップが定期的に動作しているか?

たったこれだけのことですが、やっているかやっていないかで、半年後・1年後の成果に大きな差が生まれます。

設定に不安がある人は、今すぐ見直してみてくださいね!